オリジナルレトルトカレーの作り方
忙しい時や、簡単に食事を自宅で済ませたい時に
温めるだけで、簡単に食べることができるレトルトカレー。
現代では、ご当地レトルトカレーや、名店レトルトカレーなど
様々なレトルトカレーをスーパーやネットで購入することができることをご存知だろうか。
そんなレトルトカレー、実は、自分だけのオリジナルのレトルトカレーを
作れることは、意外と知られていない。
そんなオリジナルレトルトカレーの作り方についてご紹介しよう。
オリジナルレトルトカレーの種類
オリジナルレトルトカレーを作る際には、大きく分けて
2種類の作り方があります。
一つは、オリジナルパッケージレトルトカレーともう一つはオリジナルルウカレーの2種類。
- オリジナルパッケージレトルトカレー
通常のレトルトカレーは、概ね3万色から作れるメーカーが多いのが特徴。
とてもそんな数を作るのは無理!という方や、
レトルトカレーの中身よりも、オリジナルのパッケージの方が重要!という方は
オリジナルパッケージのレトルトカレーという方法がある。
オリジナルパッケージのレトルトカレーとは、
レトルトの中身は、通常の一般的な美味しいカレーにして、
そのレトルトカレーのパッケージは、完全オリジナルのパッケージというもの。
メリットは、安価に100個からという小ロット(少ない数)での生産が可能な点
製造までの期間(納期)も短いのが特徴。
1個あたりの価格を抑えたいのであれば、1,000個以上作ると、安く抑えることが可能。
デメリットは、中身は通常のレトルトカレーなので中身もこだわりたい人には不向き。
- オリジナルルウカレー
オリジナルルウカレーは文字通り、ルウから味も含めてオリジナルのカレーを作成するカレー。
完全に1からカレーを作るので、中に入れる具材から、味の指定まで、
世界にどこにもない完全オリジナルのレトルトカレーを作ることができる。
しかしその分、レシピを指定したり、具材を調達したりと、
素人では、作るのが難しいので、プロの領域と言えるが、
場合によっては、レシピを渡すことによって近い味を再現するなどは可能のようだ。
中身をこだわりたいという会社や飲食店のオリジナルレトルトカレー向き。
メリットは、なんと言っても、世界に一つだけのオリジナルレトルトカレーを作れること。
デメリットは、レシピの公開から、具材の調達、試食や、改良を加えるなど
多くの工程を要するため、手間と時間とコストがかかる。
製造までの期間(納期)が長く、製造ロット(製造単位数)が多い。
オリジナルパッケージレトルトカレーの作り方
オリジナルパッケージのレトルトカレーを作るには、
パッケージのデザインをする必要がある。
レトルトカレーには、食品表示法という法律が適用されており、
勝手にパッケージのデザインをした箱を作成して、
市販のレトルトカレーを入れた場合、法律に抵触する可能性が高い。
一定の面積で指定された場所に、指定された項目を表示しなければならない事に加えて、
許可なく市販のレトルトカレーのパッケージを入れた場合には、
製造メーカーからクレームが入る可能性が高く、場合にはよっては、損害賠償の可能性も。
実際に、許可なく作った業者が、大手食品会社から警告を受けた事例もあったので要注意。
オリジナルレトルトカレーを作る際には指定されたパッケージデザインに
Adobeのイラストレーターというソフトを利用してデザインすることで、
まさに世界で一つだけのパッケージデザインのレトルトカレーを作ることができる。
ただし、表示に関しても、一定の法律があるので要注意だ。
例えば、表面には、「レトルトカレー」という文字を入れる必要があるなど
細かい指示については、業者に確認しながら作成しよう。
イラストレーターを使ったことがない方は、
デザインを依頼することも可能なので、その際は、無理をせずに、
素材となる写真と、デザインイメージのラフ(紙に手書きで書いたものでも可能)
を渡して、デザインしてもらおう。
(参考サイト:http://www.originalcurry.com/)
オリジナルルウカレーの作り方
パッケージだけのオリジナルレトルトカレーではなく、
味からこだわってルウからオリジナルのレトルトカレーを作成したい方は
オリジナルルウカレーがおすすめだ。
オリジナルルウカレーは、ルウだけでなく、具もオリジナルで入れることができる。
欧風カレーにするのか、スープカレーにするのか、ルウのタイプを選ぶことから、
野菜を入れるのか、変わった具材を入れるのか、具材の選択も必要になる。
通常は、希望のカレーのレシピを共有することで、
その味に近いものを再現して、レトルトカレーを制作するのだが、
レトルトカレーは、製造工程において、加圧・加熱殺菌・冷却を
行うため、通常のカレーの味を再現することはきわめて難しい。
そのため、レトルトカレーの製造のプロにより完成の味から
逆算して、レトルトカレーを作り上げていく。
サンプルができあがると、試食をして、味を確認しながら、
世界に一つだけのレトルトカレーを作っていく。
(参考サイト:http://www.retortcurry.net/)
まとめ
目的や用途、そして予算や製造可能な数量によって、
オリジナルパッケージカレーかオリジナルルウカレーを選ぼう。
それぞれのメリットとデメリットがあるので、
その特徴を理解した上で、どちらかの形態を選ぼう。
選んだ上で、制作はお早めに。
時期にもよるが、
オリジナルパッケージカレーで2~3週間ほど
オリジナルルウカレーで1~1.5ヶ月ほどかかるので
時間に余裕を持って、作っていこう。
世界に一つだけのレトルトカレーにぜひ挑戦してみてください。
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